アップデートしたKindle for Androidは高速化のため画質を犠牲にした(※追記あり)

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※2013年5月7日のアップデートで、この不具合は修正されました。対応素早い!

Kindle for Androidがアップデートして、ホーム画面がKindle Fire風に変更され、ページめくり動作の高速化が図られました。Kindle for Androidは結構メモリ消費量が大きくて、動作がもっさりしていたんですよね。また、Kindleストアで購入できるコミックは全般的に画質があまり良くないということもあり、Kindleストアで買うのは文字モノ限定、読むのはKindle Paperwhite限定という形の運用にしていました。

ところがゴールデンウィーク直前から、コミック1巻99円または50%ポイント還元というフェアを始めたので、試しに買ってみたんです。開いてみて、思わず呻きました。あまりにも酷い。2012年12月18日にITmediaへ寄稿した「画像編:こんなに違う――Nexus 7で主要電子書店のビューワを比較」と同じ「フルメタル・パニック!Σ 1巻」で比べてみましょう。

まず、こちらが2012年12月11日に撮ったスクリーンショットです。

最大に拡大しているので、若干アラが目立ちます。当時でこれです。で、アップデート後どうなったかというと……

ジャギーが酷くなっています。恐らく解像度的には、半分くらいになっていると思います。データが差し替わったわけではなく、表示をする部分(レンダリングエンジン)が高速化のために劣化させているようです。ハッキリ言って、小さい字が潰れて読みづらいです。「普通に読んでいたらあまり気にならなかった」という声もありますが、ボクは完全に許容外でした。乙嫁語りみたいな超書き込みが細かいコミックなんか、悲惨です。Kindleストアでコミックを買うことはもうないでしょう。


BOOK☆WALKERなら全巻85円で、画質も綺麗ですよ!

文字モノ(リフロー型)は、フォントで表示するから全く問題ないのですけどね……。

[追記]

ボクが見ているのはNexus 7です。恐らく、スマートフォンの画面サイズなら、さほど問題は感じないと思います。また、Kindle Fire HDなど専用機に関しては、このような劣化は発生していないようです。

[さらに追記]

iOSアプリもアップデートしたので第3世代iPadで確認してみましたが、iOSアプリは劣化しないようです。スマートフォンの画面サイズなら気にならないと思いますので、現時点ではAndroidタブレットに限った話であることを付け加えさせて頂きます。

他ストアと比べてどうなのか?というのも重要なポイントでしょう。「テルマエ・ロマエ 1巻」で比べてみます。

BookLive!の場合

BookLive! for Androidのテルマエ・ロマエ 1巻

BOOK☆WALKERの場合

BOOK☆WALKER for Androidのテルマエ・ロマエ 1巻

Kindleの場合

Kindle for Androidのテルマエ・ロマエ 1巻

[さらに続報]※5月2日

修正して頂けるようです。よかった!

[さらに続報]※5月7日

アップデートによる修正されました。

目次が表示されない不具合もあったんですね……。

アップデート後の「フルメタル・パニック!Σ 1巻」と「テルマエ・ロマエ 1巻」の同じページ。

前回のアップデート前くらいの画質には戻っている印象です。

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