日本でも、Googleの検索結果にGoogle+の投稿が表示される「Search Plus Your World(SPYW)」が始まりました。3年前のGoogle+開始時のように「SEO(検索エンジン最適化)対策」のためにやっておかねば!」みたいな意見が目につき始めましたが、それって目的と手段を取り違えてないだろうか? という気がするのです。
例えばこちらの記事。
いろいろ突っ込みを入れたいところですが、「Buffer」のブログ『Google+ Tips From the Experts: 13 Ways to Gain the Most Engagement』という記事を一部抜粋して日本語訳しただけみたいなので、1つだけ。
「5.ブログのコメントをGoogle+のコメントにする」のはいいけど、その目的は何なのか? というところです。この記事についてせっかく盛り上がっているスレッドがあるのに、2日間放置(※2014年5月24日時点)しています。
何のためのGoogle+コメント欄なのですか? と問いたい。反響に対し反応するからこそコメント欄の意味があるのだし、だからこそユーザーエンゲージメントが高まるのではないでしょうか。もちろん全てのコメントに対応するのは難しいかもしれませんが、放置しておくのはもったいない。「いちいちそんなの構っていられない」と思うなら、ソーシャルメディア運用は辞めたほうがいいと思います。
他にも、Google+を見ていると、前述の「Buffer」や「HootSuite」「IFTTT」などのサードパーティー製ツールを使って、他のソーシャルメディアへの投稿内容をそのまま垂れ流していたり、ブログの更新情報を自動連携で流しているだけの人が結構ゴロゴロしています。たまにコメントが付いたとしても、たぶん気づいてないのでしょう。「会話」になっていません。一方的に垂れ流される投稿に、一方的なコメントが付くだけです。
それってやる意味あるの? って思うのです。