これもうきっとGoogle+ガイドブック:第4章 Google+へ投稿しよう (3) 限定公開の仕様を理解しておこう

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Google+のサークルは相互承認制ではないため、人のつながり方は4パターンあります。

  1. 相手が一方的にあなたをサークルに入れている (Aさんとの関係)
  2. あなたと相手が相互にサークルへ入れている (Bさんとの関係)
  3. あなたが一方的に相手をサークルに入れている(Cさんとの関係)
  4. どちらもサークルに入れていない状態(Dさんとの関係)

 この図のような関係になっていた時に、あなたが一般公開の投稿をすると、その投稿はAさんとBさんのストリームには流れますが、CさんとDさんのストリームには流れません。ただし、全世界に向けて発信をしている状態なので、CさんもDさんも、その気になればその投稿を読むことができます。

 問題は、あなたが「友だち」サークル向けて限定公開の投稿をした場合です。AさんとDさんはもちろん、その投稿を見ることはできません。そして、Bさんのストリームにその投稿は流れますが、Cさんのストリームには流れません。Google+ の仕様としては、自分の見たい情報発信者だけをサークルに入れるというのが原則になっているので、いくらあなたがCさんへ向けて投稿をしても、Cさんがあなたをサークルに入れなければストリームには流れないようになっているのです。

 ただし、Cさんはあなたの「友だち」サークル限定公開の投稿が見えないわけではありません。Cさんがあなたのプロフィールページを見たり、Google+内検索をした時に引っかかってくれば、あなたが「友だち」サークル限定公開で流した投稿を見ることができるのです。要するに、Cさんがその気になれば読める、ということです。

 では、「友だち」サークル限定公開の投稿を行った後に、Dさんを「友だち」サークルに追加するとどうなるでしょう?

 実はこの場合、CさんとDさんは全く同じ状況になります。つまり、過去に「友だち」サークル限定公開で投稿した内容を、Dさんはあなたのプロフィールページを遡れば見ることができるのです。だからもし過去に「友だち」サークル限定でDさんの悪口を言って、それをすっかり忘れてDさんを「友だち」サークルに追加してしまったら、Dさんがそれに気づいてしまう可能性があるということです。

では、「友だち」サークル限定公開の投稿を行った後に、Cさんを「友だち」サークルから削除するとどうなるでしょう?

 過去に「友だち」サークル限定で公開した投稿は、Cさんを「友だち」サークルから削除した時点で、Cさんは読むことができなくなります。つまり、限定公開の範囲はどのサークルを対象にしたかに依存するということです。ただし、「今この投稿は誰に見られる状態か?」は、投稿の[限定公開]リンクをクリックすれば確認できますが、「どのサークル宛に投稿したか?」を確認する方法は現状では存在しません。ちょっと不便ですね。

[追記]

「友だちの友だち」サークルについて補足しておきます。この公開範囲は「あなたがサークルに入れている人」と、「あなたがサークルに入れている人」がサークルに入れている人という[限定公開]です。[一般投稿]とは違い、Googleにインデックスされることはありません。

ただし、相手が「友だちの友だち」サークル向けに投稿した場合、自分が相手をサークルに入れていたとしても、相手が自分をサークルに入れていなければ、自分のストリームにその投稿は流れません。検索にも引っかかりません。相手のプロフィール画面だけで見られる形になります。つまり「友だちの友だち」サークル向け投稿は、公開範囲はとても広いけど、普通に読んでもらえるのは両思いの相手のみということです。

上図の状態であなたが「友だちの友だち」サークル向けに投稿すると、公開範囲は点線ですが、その投稿が流れるのはBさんのストリームだけです。

なお、相手をサークルに入れていても、プロフィールページで「次のメンバーを表示する」から除外していると、「友だちの友だち」の公開範囲外になりますのでご注意下さい。


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