本屋大賞受賞作が電子版されるまでには2年の月日が必要らしい

村上海賊の娘 上巻

2014年本屋大賞受賞作は、和田竜氏の『村上海賊の娘』です。残念ながらこの作品は、紙版だけで展開されており、電子版はありません。さてこの作品は、いつになったら電子化されるでしょうか?

さて、たまたま今日、新たに電子化され予約販売が開始された作品があります。

光文社

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2012年本屋大賞受賞作、三浦しをん氏の『舟を編む』です。4月18日から販売開始で、Kindleストアでは予約の受付が始まっています。まあ、ボクは単行本で持っているので、電子版を改めて買う気はないのですが。

ちなみに2012年本屋大賞が発表されたのは、2012年4月10日です。ちょうど2年前に本屋大賞を受賞した作品が、ようやく電子化されたというわけです。

村上海賊の娘 下巻

ということは、2014年本屋大賞受賞作である『村上海賊の娘』が電子化されるのは、2016年ということに!?

……いやさ、書店員が選んだ本だからといって、別に電子化されていないことを条件としているわけでもないし、書店員がそういうことを基準に選定はしていないと思うのですよ。でも、話題になっているタイミングで、自分が読みたいフォーマットで手に入れられない状態にあるというのは、トータルで考えたら絶対損だと思いますよ。

ちなみに『舟を編む』は光文社、『村上海賊の娘』は新潮社です。出版社によって電子化に積極的かどうかというのは天と地ほど違いがあるので、読者の方々は「あ、この出版社か……」といった具合に判別するのがいいかと。

機会損失してるだけだと思うんだけどな。

[追記]

本屋大賞受賞作の電子化率を調べた方が。

出版社や作家次第という感じですね。

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