[2013年11月8日追記]Google+のコメントシステムに変更され、なぜかYouTubeとの連携を解除する方法が復活していました。「YouTube動画をGoogle+へ共有すると、投稿内容やコメントがYouTubeのコメント欄にも反映される!対処方法についてまとめてみた」おまけ2をご参照ください(追記ここまで)。
2012年7月22日以降、Google+にログインした状態で、それ以前から持っていたYouTubeアカウントに動画をアップロードしようとすると、上図のような画面が出てくるようになりました。ボクは、Google+のアカウントを先に作ってあって、後からYouTubeへアップロードしようとしたら「新たにユーザー名を作れ」と言われて「え?まだ統合できていないんだ?」と驚いたぐらいだったので、この改修は歓迎でした。
ところが、世間一般的にはどうやらそうではなかったようで、Googleはこの改修の目的を明らかにしていませんが、「実名制導入でコメント荒らしを防止する目的」だと報じられ、そんなのは無意味だと叩かれていました。
- YouTubeが実名制でコメント浄化。これが導入後の心洗われるコメント欄だ! : ギズモード・ジャパン ※2012年7月26日
- 実名制がコメント荒らしを解決できない、驚くほど確かな証拠 – TechCrunch Japan ※2012年7月30日
ちょっとGoogleへの悪意を感じる記事ですが、そもそもGoogle+アカウントと従来のYouTubeユーザー名が混在している状態では「実名導入による抑止効果」なんて現れるはずがない(それはTwitterを見れば明らか)とは思います。ちなみにネットの実名・匿名論争について、ボクの意見はこちら。
で、ここから本題。
「Google+アカウントと従来のYouTubeユーザー名が混在している状態」ということは、Google+アカウントにすることは今のところ強制ではないんです。というわけで、元のユーザー名に戻す方法について簡単に解説しておこうと思います。Google+アカウントを持っていて、YouTubeでは名前を出したくないという人も、同じ方法でYouTubeアカウントに切り替えられます。
[2013年10月1日追記]いつの間にかヘルプに追記があったので引用しておきます。
Google+ ページまたはプロフィールとともに作成した新しいチャンネルには以前のユーザー名がなく、Google+ の接続を解除することはできません。YouTube ユーザー名に戻せるのは、プロフィールではなく Google+ ページにリンクされている以前のユーザー名を持つチャンネルだけです。
つまり、「元のユーザー名へ戻す」方法はあるけど、元のユーザー名がない場合は、分離できないということです。1年前の記事にも関わらず、最近になって検索でやたら流入が多いのはこういう理由だったのですね……(この追記ここまで)
1.YouTubeを開く
2.右上のアイコンか名前をクリックしてメニューを開く
3.[YouTubeの設定]を開く
4.[ユーザー名へ戻す][名前を ×× に戻し、Google+ プロフィールとの接続を解除する]を開く
YouTubeアカウントを持っていなかった人の場合は、[ユーザー名を作成]になっています。
[ユーザー名を作成]の場合、YouTube内でユニークIDなので、他の人が使っているユーザー名を利用することはできません。
[□チャンネル名が変更されることを了解しました。]にチェックして[チャンネル名を変更]をクリックすれば、表示名がYoutubeユーザー名になります。簡単。
[2013.3.24追記]ひさびさに確認したら、ボクの設定画面からはこの[ユーザー名へ戻す]のリンクが消えていました。どうやら時間経過とともに、元へ戻せなくなるっぽい。 ではなく「名前を ryoutakano1 に戻し、Google+ プロフィールとの接続を解除する」というリンクが表示されるようになっていました。
ちなみに、Google+は実名強制ではありません。通称名を使うことも容認されています。ただ、日本人がTwitterなどでよく用いている「ハンドルネーム」はダメです。Facebook が規約上 real name を強制しているのに対し、Google+は common name なので、Facebookより緩やかです。複数のアカウントを持つことも許容されています。その上で、Google+とYouTubeを同じ名前にするか、別の名前にするかを判断すればいいのかな?と思います。
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こちらの本、解説に「パソコンでダウンロードして『テレビ』で楽しむための方法を解説した本」とありますが、2012年10月1日に施行される改正著作権法により、違法にアップロードされた動画をダウンロードすると刑事罰を食らう可能性があるので気をつけましょう。