窓の杜で私の著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』の内容がほぼ丸ごと、日替わりの連載形式で紹介されています。せっかくの機会なので、セルフ解説してみます。今回は第2章。
第2章「著作権で保護される作品を教えて!」はこちらの6本。「独創性って何だろう」「アイデアと表現の違い」「キャラクターは保護されるのか」「タイトルや見出しは著作物じゃない」「単なる事実やデータは保護されない」「権利のない著作物もある」と、“著作物”の説明にまるまる1章使っています。
実はこの第1章から第2章にかけての構成は、めちゃくちゃ試行錯誤しています。導入部分ですから、難解だと思われないようになるべくかみ砕きたい。ところがかみ砕きすぎると冗長になる。どういう順番だと頭に入りやすいのか。何度も何度も構成をやり直しました。
構成を練っていた時間と、実際に本文を書いた時間を比べると、前者のほうが時間がかかっています。改めて考えてみると、アウトラインプロセッサを使うともっと効率的だったのかもしれません。藤井太洋さんが使っている「Scrivener(スクリブナー)」の導入、検討してみようかな。
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- 第1章 なぜ著作権という権利があるの?
- 第2章 著作権で保護される作品を教えて! ← いまここ
- 第3章 著作権について詳しく教えて!
- 第4章 無断で利用できる著作物を教えて!
- 第5章 先生……二次創作がしたいです
- 第6章 表現の自由って、どれぐらい自由なの?
- 第7章 作品を発表するときに気をつけること