壁の花

パーティー会場で壁にもたれ誰ともしゃべらない人は、「壁の花」と呼ばれます。こういう人は「どうして誰も私に話し掛けてくれないんだろう?」と思うだけで、自分から話し掛けようとはしない傾向があります。話の輪ができて楽しそうな様子を、羨ましそうにただ眺めているだけ。何のためにパーティーへ参加しているのか全く判りませんね。

では Google+ のような場所はどうでしょう?

残念ながら、情報を発信しない人は、その存在を他の人に認知してもらうことができません。名前やアイコン・プロフィールなどを登録すれば、多少は目に留まる可能性はありますが、わざわざそれを検索する人はめったにいないと思った方がいいでしょう。

登録しただけ、見てるだけじゃ、壁の花ですよ。

Twitter のタイムラインや、Google+ のストリームを「眺めているだけでも楽しい」というのは、間違いではないです。が、SNS を一部しか楽しめていないとも言えます。

例えるなら、電話を会話のためのツールとして使うのではなく、一方的に相手の言うことを聞くだけに使うのと同じです。それはもはや電話ではなくラジオと言ってもいいでしょう。

テレビや映画を観る、ラジオを聞く、小説や漫画を読む。それらの楽しさを否定するつもりはありません。ただ、SNS の本当の楽しさは、”人との交流” にあると思うのです。


試しに作った Google+ページ の運用に迷っているころに、その Google+ページ で何気なく投稿した文章です。これを見て、自分で投稿するようになって、他の人からコメントを貰えるようになって Google+ がすごく楽しくなったという話を聞いて、嬉しくなったのでアーカイブとして残しておきます。

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