(※写真:写真素材 足成より)
電子書籍以外の「出版」関連でボクが気になった先週のニュースについて、コメントをつけてまとめていきます。毎週月曜配信。
北米のマンガ事情 第15回 北米で日本マンガは今でも人気なのか -1- by 椎名ゆかり ※2012年11月15日
2007年をピークに激減してるんですね。
「日本のマンガは今でも人気があって多くの読者がいるが、著作権者に許可なくスキャンして翻訳されてネット上にアップロードされている通称スキャンレーションの氾濫が購買数低下を招いている」とする見方に基づく。
違法なファイルが流れるより配信が早くて利便性の高いサービスを提供すれば、購買数増えるんじゃないですかね? 日本の音楽配信が、違法ダウンロード刑罰化を契機として「もう言い訳できない」と、次々に前向きなサービスを展開し始めているのが良い先行事例になるといいのですが。
雑誌休刊騒動でゴタつく、出版界の大物Kの足元(1/2) | ビジネスジャーナル ※2012年11月16日
大物Kって、どうみても角川春樹さんじゃないですかー!
コミックナタリー – [Power Push] 裏サンデー 革新的WEBマンガ誌の裏側を語る (1/4) ※2012年11月16日
裏サンデーはウェブマンガなので本来なら電子書籍枠に入れたいところですが、「紙単行本のみがマネタイズの手段」というところで出版枠にて。
裏サンデーは立ち上げの直前に、上記のインタビュー記事にも名前が出ている編集者の石橋和章さんが、いろいろ物議を醸すことをTwitterでつぶやいてたりしている経緯を見てしまっているのですよ。
なんか素直に応援したくない気持ちのほうが先に立ってしまうのですが……。
赤松健さんがJコミプレミアムのメルマガで、「成功しても失敗しても、サンデー編集部的には地獄が待っている」という表現をしていて、その理由がなるほどなーと。ボクには無い視点でした。プレミアム会員(月105円)にはこのメルマガを読むためだけでも価値がある、とここでも宣伝しておきます。この件に関してはもうちょっとじっくり考察した上で、後日改めてエントリーを書きたいと思います。
ゼクレアトル~神マンガ戦記~ 1 (裏少年サンデーコミックス)
posted with amazlet at 12.11.19
小学館 (2012-11-16)