(※写真:写真素材 足成より)
「著作権」関連でボクが気になった先週のニュースについて、コメントをつけてまとめていきます。毎週月曜配信。
hon.jp DayWatch – 米国議会で著作権法の大改革の動き、驚いた映画・音楽業界のロビー団体がさっそく火消しに ※2012年11月20日
春に著作権法学会研究大会に行ったんですが、アメリカでは著作権の登録制度(方式主義)を復活させようという動きがあるとか、著作権保護期間が長すぎるといった議論があったそうです。そういう動きが顕在化してきたということなのでしょうか。
違法ダウンロードの刑罰化、知っていた人は約7割:Garbagenews.com ※2012年11月21日
さすがに「刑罰化」ということで、認知度はそれなりに高いようです。問題はどこまでセーフでどこからアウトなのか、専門家でもうっかり間違えたり見解が分かれたりするくらいわけわからない複雑さなんですけどね……。
番外その34:前回総選挙以来の著作権法改正関係国会議員リスト: 無名の一知財政策ウォッチャーの独言 ※2012年11月18日
番外その35:前回総選挙以来の情報・表現規制法改正関係国会議員リスト: 無名の一知財政策ウォッチャーの独言 ※2012年11月22日
もうすぐ総選挙ということで、今回の違法ダウンロード刑罰化の著作権法改正のために誰が精力的に動いたか誰が反対したか、青少年育成条例などの表現規制に誰が賛成して誰が反対したかというリスト。公明党と自民党の一部がロビー活動に弱い(つまり既得権益者の権限強化のために動く)というのが分かりますね。
明治大学知的財産法政策研究所(IPLPI)セミナー「出版者の権利とその役割」(2012/11/25) #知財ネタ #著作権 #IPLPI – Togetter ※2012年11月25日
しまった、出版デジタル機構の植村八潮さんが来るのを見落としてた……。迷ったのですが、原稿が忙しかったのと、「隣接権に反対する人だけの会」だと過去行った会とそれほど言うこと変わらないだろうなーという判断をしてしまったのです。このまとめ見る感じだと、結構面白かったみたい。ぐぬぬ。
なんでコンテンツにカネを払うのさ?デジタル時代のぼくらの著作権入門
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登壇者の著作で電子書籍化されているのはこの1冊だけ……ううむ。