(※写真:写真素材 足成より)
出版(紙・電子問わず)関連でボクが気になった先週のニュースについて、コメントをつけてまとめていきます。毎週月曜配信。
2013年本屋大賞ノミネート作品が決定 – ITmedia eBook USER ※2013年1月21日
電子書籍化状況を調査しました。11作品17冊中、6作品9冊。
マンガ大賞2013ノミネート作品が決定 – ITmedia eBook USER ※2013年1月21日
電子書籍化状況を調査しました。11作品28冊中、6作品15冊。
大日本印刷、電子書籍を試し読みできるカフェ 子供や家族向けコーナーも豊富に – MSN産経ニュース ※2013年1月21日
電子書籍カフェの登場です。実質的にはhontoのショールームなんでしょうけども。
開催中☆ 下北沢で2週間、電子書籍を本屋に並べる企画(1月22日~2月4日) – キンドる速報 ※2013年1月22日
リアル書店で電子書籍を販売する試み。何冊売れたか発表するかな?(いい結果なら公表できる)どうなるか楽しみです。
Reader Store、集英社コミックのダウンロード制限を廃止 – ITmedia eBook USER ※2013年1月22日
大手出版社でダウンロード制限を設けているのは小学館のみとなった。
大手出版社でダウンロード制限を設けているのは小学館のみとなった。
大手出版社でダウンロード制限を設けているのは小学館のみとなった。
大事なことなので三回引用しました
E Ink Triton 2とプロタイプフロントライト技術のレビュー – ITmedia eBook USER ※2013年1月22日
カラー+フロントライト式の第2世代E Ink端末。1年くらいまえに、カラー電子ペーパーがKindleに採用されるのでは、という噂がありましたが、さてどうなることやら。
「Kindle初の日本語漫画」から3年──電子書籍×漫画はどう変わったか~うめ・小沢高広氏インタビュー (1/5) – ITmedia eBook USER ※2013年1月23日
これは読み応えのあるインタビュー。「電子書籍は短編を出すのに向いた媒体」というのは、クレイグ・モド氏の「超小型出版」でも言われていたことですね。
ニコニコ「ブロマガ」、一般ユーザーの記事配信が可能に -INTERNET Watch ※2013年1月23日
ようやく一般開放。著名な方々だけを先に囲い込んで、後から一般開放するというやり方は、CGM(Consumer Generated Media)で伸びてきたニコニコらしからぬ戦術だと思うのですが。しかも現時点では課金対応していないという……。
eBookJapan、利用端末の登録台数制限を3台から5台へ – ITmedia eBook USER ※2013年1月23日
いい動き。これで主要電子書店で3台制限なのは、hontoとGALAPAGOSくらいでしょうか。ボクとしては、端末登録には制限がなく、ダウンロード可能な台数制限のKindle方式の方がありがたいのですが。
Google playでハーレクイン10冊が99円で読める! | ダ・ヴィンチ電子ナビ ※2013年1月23日
GooglePlayブックスに動きがあった!
……いやほんと、動きがあっただけでも嬉しく思うくらい、オープン以来ほとんど動きがなかったわけなんですが。
「NAVERまとめ」で日経電子版の記事を一部転載可能に 「転載OK」基準明確に – ITmedia ニュース ※2013年1月24日
「まとめ」には編集能力が必要なので、これもひとつの「出版」の形だと思います。問題は、まとめる人が素材を無許可で使ってしまうところですが、NAVERまとめは運営側が事前許諾を取っておくことでトラブルを未然に防ぐという方向で動いてます。いい動き。しかし、ニュース・メディアで日経が真っ先に許諾を与える方向で動いたというのは、なかなか興味深いところです。
消える本 – CHINGE ※2013年1月24日
KDPで「限界集落」がヒットして話題になっている鈴木みそさんによる、強烈な批判。
楽天koboに最初期待していたけれど、決定的にダメだと思ったのは、その前にやっていたRabooの電子書籍サービスをいとも簡単に見限って、そこまで買ってくれた人たちの本の資産をざっくり切ったことだ。(中略)自分は絶対に楽天で買い物をしないと決めた。
やはりあれはどう考えても悪手ですよね……。
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鈴木みそ (2013-01-05)
紀伊國屋書店 Kinoppy for Android – Google Play の Android アプリ ※2013年1月24日
Kinoppy for Androidのインターフェースが刷新され、これまでビューワに常時表示されていたアイコンが消えました。主要メディアで記事になっていないようなので、GooglePlayのリンクをそのまま貼っておきます。
↓こちらは従来の表示。
↓こちらが新バージョンの表示。
↓メニューから旧バージョンの表示に復活できるようになっています。
フルスクリーン表示、良いですね。
【予告】パブーの外部ストア配信にてGooglePlayブックストアを追加します | ブクログお知らせブログ ※2013年1月25日
これでパブーの有料会員であれば、Kindleストア、Koboイーブックストア、GooglePlayブックスにも書籍を配信できるようになりました。さて国内ストア(Koboを除く)はどう動くでしょうか。ボクは、セルフパブリッシングで裾野を広げた方がいいと思うのですが。
hon.jp DayWatch – 元Wired創業メンバーの作家Kevin Kelly氏、「読者にお金を払う電子書籍の出版モデル」を提唱 ※2013年1月25日
こうして記事になる前に「七左衛門のメモ帳」で翻訳版を読んでいたのですが、うーん。「積ん読」する人が読み終わる人より2割以上多くないと成り立たないわけですよね……どうなんでしょう?
hon.jp DayWatch – デジタルコンテンツ決済仲介のGumroad社、PDF電子書籍ファイル向けに簡易電子透かし機能 ※2013年1月25日
これは凄い。Gumroadが話題になって1年ほど経ちましたが、着実に進化してますね。
つれづれ調査記: 電子書籍&紙書籍 出版点数② ミクロ編 ※2013年1月25日
これまた凄い調査。紙書籍の販売点数に対する電子書籍化点数を、出版社別に集計したデータです。このデータを見る上で注意すべきなのは、「各出版社の最大値と最小値を抜いて平均を取る」形の集計になっているため、特定の電子書店にだけ配信(例えばエンターブレインがBOOK☆WALKERにだけ)している場合はその数字が除外されている点です。
初小説がアマゾンで1位に。KindleデビューのコツをGene Mapper作者に聞く ※2013年1月25日
Kindleストアオープン記念でセールをやっていた時に購入して、そのまま電子積読になっていました。ハードSFなので読むのに時間かかるかなー?と思っていたのですが、正月明けにふと思い立って実際読み始めたら2時間くらいですーっと読めてしまいました。仮想現実が日常的になっている世界で起きた遺伝子工学関連の事件を追った作品、という感じでしょうか。結構面白かったです。SF好きな人にはお勧め。
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Taiyo Lab (2012-07-12)
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