2015年を振り返り、なにがうまくいって、なにが問題だったかをまとめる

クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本

大晦日です。今夜は下北沢B&Bの年越しイベントに参加するので、帰省せず自宅でこの記事を書いています。あと数時間で今年も終わりです。昨年と同じように、自分の2015年を振り返ってみます。

今年はなにがうまくいった?

2014年の後半くらいから準備していたことが、2015年になって一気に動いた感じ。ちなみに昨年の年次レビューに書いた今年の予定は、オープンスペースに書けないことばかりでした。伏せ字だらけになってますね。タイミングを見計らって情報を出さなきゃいけない話は難しいです。

出版社から単著を出せた

インプレスから『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』が出ました。まさか福井健策先生に自分の本の監修をしてもらえる日がくるなんて。なお、電子書籍版の方が売れてるようです。

NPO法人を設立した

これは『月刊群雛』を創刊したとき、DOTPLACEの内沼晋太朗さんにインタビューで「NPOにして寄付を集めたり、クラウドファンディングで資金調達することもありうるのでは」と言われたことがきっかけでした。どうせ儲からないんだったら、儲けることを目的としなければいいんですよね。

ただ、設立は想像していた以上に大変でした。人集め。記者発表会。定款などの書類準備。登記。設立後も、毎月のようにセミナーを開催したり、それを講演録にまとめたり。理事長兼事務局長兼編集長。

『月刊群雛』を2年間発行し続けられた

2年間24回、1日たりとも遅れることなく発行し続けられたことを誇りに思います。こんなインディーズ雑誌、他にはない。でも、ここで満足はしません。そろそろ次のステージへ進みますよ。

短大の非常勤講師になった

まさか自分が「先生」と呼ばれることになるとは。「デジタル出版演習」と、来年からは「デジタル出版論」も受け持つことになります。こういう形で「教える」のは初めてなので、自分も勉強になります。いい経験。給料安いけど。

「群雛文庫」を創刊した

これだけ、1年前に予定していなかったことです。『月刊群雛』掲載作の文庫化。出版権は設定しないし、独占契約も結びません。つまり、著者がセルフパブリッシングや商業出版することに一切制限はありません。考えてみたら、ボクは出版業界の常識とは逆のことばかりやってますね。

もう少し改善できたはずのことは?

世の中、うまく進むことばかりではありません。でも、失敗から学ぶことは多いのです。しっかり反省して、次に活かしましょう。

このブログが週1まとめしか更新できていない

ボクはブログ1本書くのに結構時間がかかります。いい加減なこと書き散らさないように調べものをしていると、あっという間に時間が経ってしまうんですよね。とはいえ、お酒を飲むのを控えれば、もう少し時間捻出できるかも。

せっかく取材に行ったのに記事化できていない

記事化していない取材メモが、Googleドライブにガンガン溜まっています。時間が経つほど鮮度が落ちるので、記事化の意欲も薄くなってしまうのですよね。何度か「現地で記事公開」をやってみましたが、めちゃ体力消耗します。あと、9月末で ITmedia eBook USERが更新終了したのは、なにげに影響が大きい。電子書籍専門メディアって、他にはないんですよね。

ギックリ腰

NPO法人化の記者発表会直前にやらかしました。痛み止め&コルセットでガチガチに固めて登壇するはめに。秋にもう1回。筋肉つけて保護しなきゃ。

なんでもかんでも自分でやり過ぎ

個人事業はともかく、NPO法人の運営をもう少し改善したいところ。時間は有限ですから、なんでもかんでも自分でやってたら足らなくなるに決まってます。

来年、いつなにをする?

NPO法人関連では、『月刊群雛』と群雛文庫とセミナーが毎月。あとは、はじめての決算と総会。ほかにもやりたいことがいろいろあるから、事業計画を練り直して資金調達しないと。

4月から受け持つ「デジタル出版論」の授業。90分講義だから、準備が大変そう。後期の「演習」は生徒にやらせる時間が長いから、結構気が楽。

さあ、来年はもっといい年にするぞ!

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