(※写真:写真素材 足成より)
「著作権」関連でボクが気になった先週のニュースについて、コメントをつけてまとめていきます。毎週月曜配信。
TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム ※2012年12月3日
TPPを大枠で考えると反対ではないのですが、秘密交渉でいつの間にかヤバい条件が決まっちゃってたなんてのは嫌なので、「プロセスを公開して欲しい」という趣旨には賛同しました。12月12日の公開シンポジウムにも行ってみます。
JASRAC、アフィリエイト広告収入目的の違法音楽配信対策で事業者と合意 -AV Watch ※2012年12月3日
違法ファイルの無料配信で集客して広告で稼ぐモデルを封じ込めようという方向性ですね。日本アフィリエイト協議会って知らないなーと思ったら、日本アフィリエイト交流振興会を母体として2012年11月に発足したばかりの任意団体のようです。もちょっとASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)が参画して欲しいところ。ちなみにアフィリエイトSOGO.COMやあびるやすみつさんは、悪徳情報商材系と戦ってきた方々です。
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン事務局員 永井幸輔『カオスラウンジ梅ラボは許容されるべき』 – Togetter ※2012年12月6日
クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの活動に大きな疑念を抱かざるをえないトークイベントでした。ボクは途中で気がついたので第2部から見たのですが、「クリエイティブ・コモンズ・ジャパンが主催するイベント」として考えると首を傾げるような発言が多く、作業の手を止めていたので第3部は観るのをやめました。クリエイティブ・コモンズの理念は非常に良いと思ってますし、上記の「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」や隣接権関連でのフォーラム開催など、いい動きをしている団体だと思っていた矢先にコレだったので、裏切られた気分です。もし年内くらいに公式から釈明が無いのであれば、サイトからクリエイティブ・コモンズは外そうと思っています。
TPP著作権クラスタ頂上議録 〜秘密交渉と知財重要条項 – Togetter ※2012年12月9日
「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」に対し異を唱える玉井克哉教授。法学者と実務家という立場の違いが鮮明に現れているのかな、という印象。
「ネットの自由」vs.著作権: TPPは、終わりの始まりなのか (光文社新書)
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福井 健策
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購入済みなんですが、まだ読めてません……。