先週は「Google日本語検索大幅改善」「デジタルアーカイブ学会初のシンポ」などが話題に。毎週月曜恒例の、出版業界関連気になるニュースまとめ、2017年12月4日~10日分です。
「cakes」「note」運営会社、「スマート新書」創刊 ITmedia ビジネスオンライン(2017年12月6日)
ピースオブケイクが新書レーベルを立ち上げ。とはいえ「Amazonと自社サイトで販売」とのことで、取次流通を利用するわけではないようです。「Amazon POD」なのかな? と思ったのですが、Amazonの書誌情報は「新書」になっています。「Amazon POD」なら「オンデマンド(ペーパーバック)」という表記になるはずなので、どうやら違うみたい。
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「日本のデジタルアーカイブは危機的状況」「今はデータ垂れ流し」学会が初のシンポ 弁護士ドットコム(2017年12月6日)
デジタルアーカイブ学会初のシンポ。翌日記事化というスピード感がすばらしい。さすがいがやちかさん。私も取材してます。詳細レポート準備中……。
Google、「医療や健康」に関する大幅なアップデートを発表 医療関係者にも呼びかけ BuzzFeed(2017年12月6日)
Google検索から不正確な医療情報が消える 「前代未聞の規模」 BuzzFeed(2017年12月7日)
昨年大きな問題になった、薄い記事や内容に疑いのある記事を大量生産して検索結果上位を独占する「WELQ」のような手法を駆使するメディアの多くが、12月6日を境に姿を消したとのこと。「日本語検索」が対象で、医療・健康に関連する検索の約60%に影響するというすさまじいアップデート。「医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすく」なるとのことですが、どうやって専門家かどうかの判定をしているんだろう?
“ただ不便”な超大型書店はもう無理なのか プレジデントオンライン(2017年12月7日)
11月に丸善ジュンク堂書店の社長を退き会長に就任した工藤恭孝氏の、まだ社長だったとき(8月)のインタビュー。厳しい状況を伝える前半だけが取り上げられ、「だから、今から対応を考えないといけません」以下の部分が抜け落ちて伝わってしまった、とのこと。店頭在庫と連動したネット書店「honto」のような仕組みだけでは来店してもらうだけの付加価値としてはまだ足らず、「業界全体で本を読む人を増やしていかなければ」と訴えます。
書籍出版のチャンス!? プロ作家デビューも目指せる絵本投稿サイト「絵本ひろば」オープン&「第10回絵本・児童書大賞」エントリー受付スタート ダ・ヴィンチニュース(2017年12月10日)
アルファポリスの新たな絵本投稿サイト「絵本ひろば」がオープン。同時に、東宝との共同開催で「第10回絵本・児童書大賞」のエントリー受付を開始しています。小説・マンガの投稿サイト側とも連動しており、出版申請やコンテストでプロ作家デビューが目指せる、という仕組みです。
日本独立作家同盟主催イベント、12月16日に開催。ひさびさに私が登壇します٩( ‘ω’ )و
来年1月9日のJEPAセミナー「新春講演会 2018年の電子出版はどうなる?」で登壇します。なんか毎年恒例になってきました٩( ‘ω’ )و
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