「TPP交渉、著作権保護期間延長や非親告罪化を阻止するのは国民の関心」をINTERNET Watchへ寄稿しました

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130701_605885.html

TPP交渉、著作権保護期間延長や非親告罪化を阻止するのは国民の関心 -INTERNET Watch

自分のブログだと「まとめ」でも自分の意見をわりと強めに出すのですが、INTERNET Watchへの寄稿は初めてなのでちょっとさじ加減がわからず、「登壇者の意見まとめ」に終始した感じの記事になっています。せっかくなので、ここではボクの感じたことを書いておきます。

今回のシンポジウムは、青空文庫呼びかけ人の富田倫生さんが登壇者というところが、最大の目玉だったように思います。だからか、シンポジウムのテーマは「著作権保護期間延長」と「非親告罪化」の2つだったのですが、かなりの時間を保護期間延長問題に割いていました。

記事では省いたのですが、津田大介さんや赤松健さんが「TPPは敵が見えてこない」「誰と交渉すればいいのかわからない」と言っていたのが非常に印象的でした。「秘密交渉だから」というのを理由に、情報がほとんどオープンになっていないことや、日本政府の方針が見えてこないところが辛いところ。6月17日に行われた内閣府のTPP政府対策本部による業界団体向け説明会では、推進派の団体からも厳しい声が飛んでいたようです。

結局のところ、福井健策さんがおっしゃっていたように「キーパーソンは国民のみなさん」というところなのでしょうね。関心を持つこと、反対であれば声を上げる(情報発信する・広める)こと。「最大の敵は無関心とあきらめです!」「どんな相手だろうと交渉不能なんてことはあり得ない!」という強い言葉に、震えました。

さいわい、内閣官房 TPP政府対策本部「TPP協定交渉に係る意見提出等のための業界団体等への説明会」の「意見提出に関する追加情報」のところには、こんな記述があります。

今回ご参加いただいた各団体以外で御意見等の提出を希望される団体におかれては、「メール」による意見募集を行います。

これ、「等」というのがポイント。団体じゃなくて、個人でも意見を送っていいということなのです。締め切りは平成25年7月17日(水)17時。件名の先頭に「TPP意見」と記入し1文字開けて組織名や団体名などを記入すること、意見提出者の氏名・連絡先電話番号・住所などをきっちり記述すること、添付ファイルではなく本文に意見・要望・情報を書くことなどが注意点です。

のちほど、「こういう文面で送りました」というのを別エントリーで上げておきます。

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